2022/06/01
 

発酵食・マクロビオティックで注目される
「納豆菌」とは?

和食のイメージ

日本の伝統食をベースとしたマクロビオティックや腸活で注目される「発酵食品」。 なかでも納豆は手軽で健康にいいイメージから、既に習慣化して食べている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、納豆特有の細菌である「納豆菌」の特徴や期待される効果、おすすめの摂り方を紹介します。 女性特有のゆらぎ対策や食べて整える腸活に興味がある方は、ぜひチェックしてください。  

そもそも、納豆菌って?

納豆菌とは、大豆を発酵させて納豆を作る際に使用される細菌です。
わらなどに付着している枯草菌※ の一種の通称で、種類によって味や匂い、菌の性質が異なります。
さまざまな種類がある納豆菌ですが、共通しているのは「胃酸に強く、生きたまま腸に届く」とされていること。
また、乳酸菌やビフィズス菌の活動を助けることで、腸のコンディションを整えるサポートをしています。

※枯草菌(こそうきん)…土壌や空気中など自然界に広く存在する細菌。タンパク質を分解する酵素や炭水化物を分解する酵素を大量に生産する。
 

納豆菌の特徴

納豆菌は腸内で活性化することで、保有している有益な細菌(乳酸菌・ビフィズス菌など)を増強し、安定させます。
また、抗菌作用が強く、抗菌物質を産生することも知られています。
近年、抗ガン作用や免疫機能増強作用も報告され、注目を集める納豆菌。
まずは、納豆の原料である大豆の栄養成分やその働きを見ていきましょう。


大豆と納豆、栄養成分の違い

納豆の原料である大豆は、植物性たんぱく質が豊富な「畑の肉」といわれ、
ビタミンやカルシウムの他、女性のゆらぎ対策で注目を集める「大豆イソフラボン」、
腸活で積極的に摂りたい「水溶性食物繊維」「不溶性食物繊維」などが含まれる食品です。 この栄養豊富な大豆を煮て納豆菌を加えると、発酵の過程でたんぱく質を分解し、アミノ酸を産生して納豆になります。
このとき、さらなる健康成分として、血液をサラサラにする効果がある「ナットウキナーゼ」、 骨の強化や骨折予防に深く関わる「ビタミンK2」、血糖値抑制の作用がある「ポリグルタミン酸」が産生されるのです。

納豆菌に期待される効果

便通改善や免疫力アップなど、納豆菌を摂ることで期待できるメリットはたくさんあります。 このような健康成分をつくりだす納豆菌の効果を、さらに掘り下げていきましょう。

 

美肌に導く

納豆菌は、皮膚や粘膜の状態を維持するのに必要な「ビタミンB群」を豊富に合成します。 バリア機能を良好に保つことで免疫力アップ、また、ツヤとハリのある美肌効果が期待できます。

 

血糖値の抑制

納豆菌がつくる「ポリグルタミン酸」には、血糖値抑制作用があるとされています。 また、たんぱく質分解酵素の「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにするため、 脳梗塞や心筋梗塞など、成人病の予防効果も期待されています。

 

おなかの調子を整える

納豆菌は腸内で活性化することで乳酸菌・ビフィズス菌を安定・増強させ、整腸をサポートします。
また、病原菌や腐敗菌などの有害菌を排除し、抗菌性物質を産生することも知られています。

 

効率の良い納豆菌の摂り方

健康・美容機能の高い食べ物として人気の納豆ですが、 納豆菌を効率よく摂るには、どのような食べ方がいいのでしょうか。
腸や肌のコンディションなど美容効果を狙うなら、ビフィズス菌や乳酸菌を含む食材と一緒に摂りましょう。 また、血糖値が気になる方や生活習慣病予防を意識している人は、夕食時に食べるのがおすすめ。 納豆自体が苦手な方は、納豆菌のサプリメントで摂るのもいいでしょう。

 

納豆の栄養を活かす、おすすめの食べ方3選

納豆は低脂質・高たんぱくの健康食材ですが、そればかりでは栄養素が偏り、飽きてしまいますよね。 そこで、納豆と食べ合わせのよい食材や、納豆の栄養を活かせるおすすめの食べ方を紹介していきます。

 

納豆パスタ

納豆に含まれるビタミンB1の吸収率を上げるネギと一緒に。
さらに、たんぱく質の利用効率が上がるといわれる生卵(卵黄)をのせたり、ごま油をかければ、 納豆に含まれるビタミンKの吸収率アップも狙えます。シンプルでおいしい食べ方です。

 

マグロ納豆アボガド

納豆の植物性たんぱく質に加えて、マグロの赤身で動物性たんぱく質、腸活野菜のアボガドを組み合わせることで、 カリウム、ビタミンE、食物繊維が摂れる栄養豊富な食べ方です。
豆腐やご飯の上にのせても。時短かつバランスのいい食事を摂りたい方におすすめです。

 

キムチ納豆チーズ

乳酸菌を含むキムチとチーズ、乳酸菌をはじめとした善玉菌の増加をサポートする納豆菌の食べ合わせ。 乳酸菌を摂りたい方やおなかの調子を整えたい方におすすめです。 まぜて食べても、焼いて食べてもおいしいので、ぜひ試してみてください。

 

 

納豆菌を活用して、体を整えましょう

納豆菌の働きや期待される効果、納豆菌の効率のいい摂り方を紹介しました。 納豆は女性にうれしい栄養食材ですが、納豆菌の生命力が強いため、摂りすぎるとおなかの調子が悪くなる場合も。 納豆の場合、1日の適切量は1パックが目安とされています。 必要な栄養をバランスよく摂って、賢い体づくりをしましょう。